Among usの初心者向け解説 【第3回】Imposter(詐欺師)の基本とよくある失敗
前回までは主に船員として何をするか、緊急タスクにどう対応するかを説明してきました。そこで今回は詐欺師になったときにどう動くのかなどの基本とよくある失敗を説明していきたいと思います。
詐欺師の基本
詐欺師としてゲームが開始したら仲間の詐欺師を確認しましょう。その後にキルクールタイムが経過するまで船員のフリをします。キルできるようになったらサボタージュ(妨害)やベント(テレポート)を利用して自分がやったとばれないように船員をキルします。一連の流れが終わったらまた船員のフリをしましょう。これを緊急会議が発生するまで繰り返します。緊急会議が終わった後も同じように船員のフリから繰り返しましょう。
仲間の詐欺師を確認する
詐欺師だと伝えられる画面で仲間の詐欺師が誰であるかも表示されているので、見ておきましょう。もし見逃しても、ゲームプレイ中は詐欺師の視点では詐欺師の名前が赤、船員の名前が白に見えるので確認しておきましょう。
船員のフリ
詐欺師のマップでも船員と同じように黄色い!マークがマップに表示されています。これは偽物のタスクの場所を示しており、近づいてもタスクはできませんが、やっているフリをすることができます。タスクがある場所など覚えられていない方はこの偽物のタスクのマークを頼りにするか、船員が立ち止まってタスクをやっているところで一緒にタスクをやっているフリをしましょう。
Sabotage(サボタージュ、妨害)
詐欺師の能力の1つで船員にのみ有効な妨害と詐欺師にも効果のあるドアロックを行うことができます。
サボタージュを使用するには右下のSABOTAGEと書かれたボタンを押すことで船員と異なるサボタージュ用のマップを呼び出します。
先ほどのサボタージュ用のボタンを押すとこのようなマップが出てきます。ここにあるボタンを押すことで船員の邪魔をすることができます。サボタージュには前回紹介した緊急タスクを引き起こすものとドアをロックするものの2種類があります。
上の画像で黄色い〇で囲まれたボタンが緊急タスクを発生させます。
1番左の核のマークがリアクター
左から2番目の電気マークが停電
右上のO2がオーツー
右下のWi-Fiマークが通信妨害です。
それ以外のマークはその部屋にあるすべてのドアを10秒程度ロックします。
これらの能力はクールタイムはありますが、デメリットはないので積極的に使いましょう。
ただし、注意しなければならない点があります。緊急タスクを発生させた間はドアをロックできず、ドアをロックするとロックが解除されるまで緊急タスクは発生させられません。そのため、緊急タスクのクールタイムの間にドアをロックするとリスクなく邪魔できると思います。
KILL(キル、殺人、殺害)
船員のキルは最も基本的な詐欺師の能力です。船員をキルするにはキルしたい船員に近づいてKILLボタンを押してください。
前回までより詳細な情報として、キルにはクールタイムが存在します。
ゲーム開始直後10秒間
キル後 20~30秒*
会議後 20~30秒*
そのため、キルクールタイムの間はサボタージュやベントでの逃走、船員のフリなどをしましょう。
*ホストの設定によります。
Vent(ベント、通気口、穴)を利用できる
マップに設置されている通気口や穴を通って他の通気口や穴にテレポートできます。
ベントを使うには、穴や通気口に近づいてください。そうすると穴や通気口が赤く強調表示され、Sabotageと書いてあった右下のボタンがVentに変わります。
その状態でVentボタンを押すとベントに入ることができます。この状態では他のプレイヤーからベントに入っていることは分かりません。ベントの近くにある白い矢印をクリックすることで、つながっているベントにテレポートできます。そして、もう1度ベントボタンを押すことでベントから出ることができます。
ミラHQ以外のマップではある位置のベントからテレポートできるベントは決まっています。
ベントを利用するときは入るときのモーションも出るときのモーションも船員に見られてしまうと緊急会議を開かれてしまうので、出入りは見られないようにしましょう。ちなみにクールタイムはありません。
よくある失敗と対策
サボタージュとベントを間違える
サボタージュボタンはベントに近づくと自動でベントボタンに切り替わるので、あらかじめサボタージュ用のマップを開いて移動するか、ベントの近くでサボタージュをしないようにしましょう。
ベントに入るところ、出るところを見られる
奥まったところではインポスターの広い視界もあまり意味を成しません。画像の場所では相手が自分のことを見える距離に来ないと自分も相手がいることを確認できないでしょう。ベントに入る前ではなく、奥まったベントのある場所に入るときに事前に周囲に船員がいないかを確認してから入りましょう。
また、船員からすると部屋に一緒に来たのに消えた、一度部屋に出て入ってを繰り返したら奥にいつの間にかいた。という状況になると直接出入りを見られなくても言い逃れができません。そういったことの予防のためにすぐに出入りするのではなく、船員が確認をしていないか1呼吸置いてからベントを利用するのも良いでしょう。
ベントで行ったり来たりを繰り返しすぎる
ベントでの行ったり来たりは目視では分りませんが、船室管理を利用している船員がいるとすぐにばれてしまいます。数回なら廊下を使った出入りかもと捉えられますが、無意味に往復の回数を増やすとベントを使っていることがばれて人が飛んでくるかボタンを押されるのでやめましょう。
タスクがない場所でタスクをやっているフリをしてしまう
タスクがありそうな見た目をしているのにタスクが発生しない箇所が何か所かあります。そういった場所で立ち止まっていると詐欺師であることを疑われてしまいます。そういった点を詰められないように、他の船員がタスクをしている場所や偽物のタスクの書かれたマップを利用してタスクをしているフリをしましょう。
視界に差があることに気づかず、船員から見られていない
自分からしてみれば一緒に行動していたはずなのに、船員からすると見えていなかったのでアリバイを保証されず、仲間が犯人なのに自分まで容疑者に上がってしまうということがあります。また、自分の視界には見えているが船員の視界には映っていない状況で正しい状況を説明することで詐欺師を疑われてしまうことがあります。
アリバイのために目撃証言が欲しいときには被らない程度になるべく船員に近づきましょう。また、自分の視界ぎりぎりで見たことなどは発言しないようにしましょう。
停電や通信障害が起こったことに気づかない、覚えていない
詐欺師は緊急タスクの影響を受けません。そのため、停電中でも変わらない視界を持ち続けますし、通信妨害中でもギミックを使用できます。そのせいでいつ停電や通信妨害になったかやなったこと自体を知らない、知らずにギミックを使用してしまうといったことがあります。
画面左上のタスク一覧で停電や通信妨害が起きていないかに注意し、停電の時には視界が狭まること、通信妨害の時にはギミックが使えないことを忘れずに行動しましょう。
最後に
今回は詐欺師の基本とよくある失敗を紹介しました。次回は船員が議論でどんなことを話すのかと状況による投票のパターンを紹介したいともいます。
Among usの初心者向け解説 【第2回】緊急タスクとマップのギミック
今回は前回説明できなかった緊急タスクとマップのギミックについて説明します。
緊急タスクとは
緊急タスクは詐欺師側が行える妨害行為で、制限時間があるものとないものがあります。制限時間がないものは解除されるまでずっと船員に不利な状態が続きます。制限時間がないものは解除されないと詐欺師の勝利となります。
緊急タスクが発生すると赤い光と警告音が鳴ったり、視界が狭まったり、マップにタスクの場所が表示されなくなったりします。
左上のTasksという半透明のところをクリックしたらタスクの一覧が出てきます。上の画像のように、緊急タスクが発生したときには画面左上のタスク一覧に黄色い文字で緊急タスクが表示されます。
画面左下の矢印はその緊急タスクがある方向を示しています。すべての緊急タスクは解除する場所が決まっているので、場所が覚えられていないときには矢印を頼りに解除しに行きましょう。
どの緊急タスクが起こっているのか
どの緊急タスクが発生しているのかを見分けるために、どんなときに何が起こっているのかを簡単に説明します。
赤い光が点滅して警告音が鳴ってる!
Reactor meltdownかOxygen depleted
前述のタスク一覧でどちらが発生したか確認して下さい。
視界が狭くなった!
Fix light
マップにタスクが表示されない!ギミックが使えない!
comms sabotaged
後述の緊急タスク一覧でそれぞれの解除方法を説明します。
緊急タスク一覧
Reactor meltdown
単にリアクターということが多いです。これとoxygenは制限時間があるので、最優先で解除しに行きましょう。発生すると赤い光と警告音が鳴ります。
リアクターの解除には2人のプレイヤーが異なる位置にあるタスクを同時行わなければなりません。リアクターが発生すると2か所にタスクが出現するので、プレイヤーは同時に2人がパネルを押すまで、押し続けなければなりません。連打ではなく、押し続けてください。
Oxygen depleted
オーツーということが多い気がします。これとリアクターは制限時間があるので最優先で解除しに行きましょう。発生すると赤い光と警告音が鳴ります。
オーツーもリアクターと同じで2か所に発生しますが、同時に終わらせる必要はないため、時間的に厳しくはありますが1人で2か所の解除が可能です。オーツーでは数字の入力画面と黄色いメモが出てくるため、黄色いメモに書かれた数字を入力しましょう。この数字は発生するたびにランダムなので覚えないでください。
Fix light
停電と言ったり、緊急タスクが出る場所からエレクトリカルといったりします。発生すると船員のみ視界が狭くなります。制限時間はないので解除できなくてもゲームエンドにはなりませんが、直さない限り船員に不利な状況が続きます。
解除するには緊急タスクが発生した場所で配電盤のスイッチを操作し、スイッチの下にあるランプを全て点灯させなければいけません。
ただし、この配電盤はすべてのプレイヤーと共有しているので、プレイヤーAとBが同時に同じスイッチを押すとスイッチが2回押された判定になるため、消灯→点灯→消灯となりいつまでも復旧できません。空気を読んで他のプレイヤーが直しているときには直さないようにしましょう。
comms sabotaged
通信妨害やラジオと言ったりします。発生すると後述する防犯カメラや船室管理などのギミックはすべて使えなくなります。また、マップにタスクの場所が表示されなくなります。
最も目にする頻度が低い緊急タスクです。解除方法はラジオのような機械の右下のつまみを回し、上の波長が安定する場所を探します。安定する場所が見つかったら、そこからさらに微調整をして、つまみの上の赤と緑のランプのうち赤が消える場所につまみを合わせます。
マップのギミック
マップのギミックは使い方によっては船員を大きく有利にします。タスクと同じように光っていますが、マップには表示されず、黄色ではなく白く光っています。すべてのギミックは通信妨害によって使用できなくなります。
船室管理
単にアドミンということが多いです。現在プレイできる3つのマップすべてにあります。
すべての部屋の中にいるプレイヤーの人数のみ分かります。見てわかる通り、色は分かりません。また、部屋以外の名前がついていない通路などにいるプレイヤーは表示されません。死体も1人としてカウントされます。
仕様ですが、部屋内でキルがあった場合には人数が2→1→2というように瞬間的に切り替わるので、この現象を見たらキルが起こった可能性が高いと思っていいです。
防犯カメラ
3つのマップのうち、スケルドとポーラスで使用できるギミックです。セキュリティーと言ったりします。
使用するとこのように一部の視界を得ることができます。使用中はカメラが背景のカメラが赤く点滅するのでカメラを使用していることは確認できます。スケルドは1目ですべての場所を見ることができますが、ポーラスでは1か所ずつしか見れません。
このカメラでキルを目撃しても、実際に死体を見に行かなければ緊急会議を開くことはできません。
センサー
ミラHQのみの設備、三叉路の各部分を通った人物をログとして記録しています。ログが長くて読み取りづらくあまり使わないと思うので割愛します。
生体モニター
ポーラスのみの設備。誰が死んでいるのかが分かります。バイタルともいうかもしれません。
画像のように死んでいる人は赤く表示されます。すべての人の生存確認ができます。
ここまでがギミックです。これらは船員だけでなく、詐欺師も解除できることを覚えておいてください。最後に非常に重要な要素を1つ紹介します。
緊急招集ボタン
非常に重要な要素の1つです。使用すると死体を発見していなくても緊急会議を開くことができます。その際、死んでいた人は死体が見つかっていなくても死亡扱いとなります。
このボタンはプレイヤー1人につきゲーム開始時の設定で決められた回数しか使用することができません。ほとんどのゲームでは1回に設定されているので、1人1回しか押すことができないと思っていた方が良いと思います。
ボタンの場所はスケルドはゲームスタートと会議終了時のスタート地点。ミラHQとポーラスは会議が終わった後にスタートする地点にあります。
また、緊急タスク発生中には押すことができません。
最後に
ここまでの説明で船員が何をできるのかはほとんど説明できたと思います。次回は詐欺師側ができることやよくある失敗を説明します。それ以後は会議での定石や船員と詐欺師で強い動きなどを説明していきたいと思います。
Among usの初心者向け解説 【第1回】Among usの基本
Among usってゲームが大人気っぽいのでやってみたいけど名前しか聞いたことない。動画も何も見たことがないし、見てもいまいちわからなかった。という方もいると思います。私もそういうゲームに出会ったことがあります。
そこで今回はそういった方に向けてどんなゲームなのかをルールと勝利条件から説明していきたいと思います。
まずは大前提から、
プレイヤーはCrewmate(船員)とImposter(詐欺師)の側に分かれてプレイする。
最初にゲーム開始直後に自分が船員なのか詐欺師なのかが知らされます。船員と詐欺師はランダムに選ばれ、船員は誰が詐欺師なのかわかりませんが、詐欺師は味方の詐欺師が誰なのかが分かります。
船員のタスク呼ばれるミニゲームがすべて終わるか、投票で詐欺師が全員排除されれば船員の勝利です。詐欺師の数と船員の数が同じになるか、制限時間のある妨害を解除できなかった場合は詐欺師の勝利となります。
ゲームの流れ
ゲームの大まかな流れをフローチャートで説明します。
ゲームの大まかな流れは船員(クルーメイト)に選ばれた人はタスク(ミニゲーム)を行い、詐欺師(インポスター)に選ばれた人はキルに挑戦します。
ゲームが進むとそのうち詐欺師がキルした船員の死体が発見されます。死体が発見されると緊急会議が開かれるので、投票を行って誰を排除(キル)するか決めます。
この流れを1サイクルとして、船員か詐欺師のどちらかが勝利条件を満たすまでサイクルが続きます。
1.タスクを行う
船員になった場合、ゲームが始まったらまずはTABキーか画面右上の歯車マークの下の地図マークをクリックしてマップを開きましょう。
黄色い!マークで表示されている場所に自分のタスクと呼ばれるミニゲームがあります。
マップで見た!マークに近づくと上の画像のように黄色く光った設備があるので、左下のUseボタンを押してミニゲームをやりましょう。白く光った設備もありますが、タスクとは直接関係しないので今回は説明しません。
タスクと呼ばれるミニゲームを行うことで画面左上のゲージがたまっていき、全員のミニゲームが完了すると船員の勝利になります。
また、マップに警報が鳴ったり、視界が真っ暗になることがあります。そういった場合は制限時間内にクリアできなければ負けてしまうタスクや放置すると不利になるタスクが発生しているので優先してクリアしましょう。詳細は次回以降説明します。
2.船員をキルする
詐欺師となったら船員をキルしましょう。詐欺師は基本的には船員をキルして詐欺師と同数となることを目指していきます。
例、詐欺師2人生存、船員2人生存となった瞬間に詐欺師の勝利。
船員に近づいて右下のKILLボタンが光ったらキルすることができます。他の人に見られていないか、他の人に罪を擦り付けられるような状況でキルしましょう。
3.死体発見の議論を開く
マップを散策しているとキルされた船員の死体を発見することがあります。そのようなときには右下のReportボタンを押すことで議論を行うことができます。
死体発見前では光っていない右下のReportボタンが、
死体発見後では光っていることが分かると思います。
このボタンを押すことで緊急会議を行うことができます。
4.会議で投票する
死体発見の報告がされるか、ここではあえて説明しませんが緊急招集のボタンを押すことで緊急会議が行われます。
先ほどの画像の場面でReportボタンを押すとこうなります。
この画面で重要なのはメガホンマークと暗い色の人です。
それぞれ、メガホンマークは会議を開いた人、暗い色の人は会議が開かれた時点で死んでいる人を示しています。
この画面でそれぞれのプレイヤーか左下のSkip voteに投票することで最も投票数の多いプレイヤーがゲームから取り除かれます。しかし、最大被投票数が同票となったばあいやSkip voteが一番多い場合にはその会議でプレイヤーがゲームから取り除かれることはありません。
勝利条件
船員は画像左のようにインポスターを全員排除するか、タスクを進めると画像右のように、画面左上のバーが進行するので、タスクを全て終わらせてバーを100%にすると勝利となります。
詐欺師は画像左のように詐欺師と船員が同数になるか、画像右のように突然始まる黄色いタスク(緊急タスク)のうち、制限時間付きのものがクリアされなければ勝利です。
ゲーム外ルール
VCについて
VCは緊急会議の時のみに行われるものが一般的です。それ以外の時はディスコードの場合ではミュートかスピーカーミュートにしておきましょう。
死んだあとについて
死んだあとは他のチャンネルで死んだ人同士で会話したり、生存者が全員スピーカーミュートで死んだ人は会議時間以外はおしゃべりできるといった制度が導入されている場合もあります。たとえ死んでも自分が死んだ後に会議が開かれて死亡が確認されるまでは死んだあとのVCでの行動をせず、生きているときと同じようにミュート等をしておきましょう。そうしなければだれがいつ死んだのかということが分かってしまいます。
最後に
今回はAmong usのゲームの流れを紹介しました。特に重要なところだけを抜粋したのでプレイヤーとして勝敗に関わる最低限の動きはできるかなといった程度の説明しかしていません。できれば、日本語wikiか他の当ブログの記事で他の要素も確認していただきたいです。